高血圧なら死亡リスクを考えて降圧薬で合併症の予防

生活習慣病として位置づけられた高血圧という疾患は普段の生活習慣の何かが原因となって血圧が高い状態が維持されてしまっている疾患であり、脂質異常症、糖尿病、肥満と合わせて死の四重奏と言われています。高血圧であってもそれが直接死亡につながるということはまずないものの、自覚症状がないからといって放置を続けてしまうと合併症を重ねていくことになり、最終的には死亡リスクがあります。そして、死の四重奏と呼ばれる4つの疾患は互いに関わり合いがあり、一つを発症しやすい生活習慣をしていると他の疾患も発症してしまいやすく、複数の疾患を持つことによって合併症のリスクを飛躍的に高めてしまうという特性を持っています。
生活習慣に原因があると推察されるような状況で生活習慣病にかかってしまった場合にはその治療と合併症の予防をしていくことが重要になります。高血圧の場合には血圧が高いままにしておくことが合併症のリスクを高めることになるため、降圧薬を使用して合併症を予防するのが基本です。降圧薬によって血圧を正常域にコントロールすることができれば心臓や血管への負担が軽減されて、心血管系の合併症が起こりにくくなるのです。降圧薬による合併症の予防を行わないと、特に動脈への負担が大きいことから、動脈が圧力に耐えるために肥厚して動脈硬化を起こしてしまいがちになります。動脈硬化が起こると血管が狭くなって血栓を起こしやすくなったり、血管壁がもろくなってちょっとした拍子で出血が起こってしまったりするようになります。それが脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などの死亡につながる疾患の合併につながることになってしまうのです。高血圧では血圧管理を行うことの重要性を認識する必要があるでしょう。