血管外科のPWV検査で動脈硬化がわかれば降圧を意識

血管外科は心臓以外の静脈や動脈の色々な病気を扱う病院で、腹部大動脈瘤、下肢静脈瘤、閉塞性動脈硬化症などの治療が出来る他、PWV検査などの血管に関する検査が受けられる所もあります。
PWVはPulse Wave Velocityの略で日本語では脈波伝播速度のことですが、PWV検査は心臓から押し出された血液による拍動が伝わる速度を調べることで血管の硬さがわかる検査となり、つまりは動脈硬化の進行度を知ることが出来る検査です。
また血管外科では血管年齢を調べることが出来る加速度脈波検査が受けられることもあり、自分の年齢よりも10歳以上の結果が出た場合に動脈硬化が疑われます。動脈硬化は進行させてしまうと血管が狭くなったり詰まったりすることで、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの怖ろしい病気を引き起こすことがあるため、注意が必要です。そのため、世間では血液をサラサラに保つための健康食品などで血管を詰まらせないようにしようとする人が多くいますが、血管外科の医師によると、血液のサラサラ度よりも血管内皮が傷んでいることの方が血管が詰まるリスクが高くなるので、血管内皮が傷むのを防ぐためにも高血圧を予防したり改善することが大切だそうです。
高血圧は動脈硬化を進行させてしまう危険因子であり、高齢者だけでなく若い世代にも増えている疾患ですが、検査などで血圧が高いことがわかったら生活習慣の修正や降圧薬を使っての治療で、血圧を降圧目標の数値まで下げるための努力をする必要があります。
なお、降圧薬は血圧を下げる働きをする薬で、医師が患者さんの状態を診て、必要だと診断された時に処方されます。高血圧や動脈硬化は検査を受けなければ自分では気づきにくい疾患ですので、ある程度の年齢になったら定期的に検査を受けるなどして自分の血管や血圧の状態を調べておけば、脳梗塞などの危険な病気にかかるリスクが下げられるのでおすすめです。