眼にも異常が出る高血圧の怖さと食品を使った降圧対策

高血圧はどの年齢でも起こりうるものではあるものの、日本においては40代になると急激に発症する人が多くなり、50代になると半数が該当してしまうほどに頻繁に見られる疾患です。基礎疾患があってその影響で高血圧になる人もいますが、大多数は本態性高血圧と呼ばれる特別な原因疾患がないものであり、生活習慣に由来して発症していると考えられています。
高血圧は初期には何も症状がないことが多く、合併症を招きやすい状況になってくると徐々に症状がでてくるようになります。動脈硬化のように重篤な疾患を招く合併症を伴いやすいことから早期発見、早期治療が求められる疾患となっています。動脈硬化が眼の毛細血管で起こることもあり、眼底検査で確認することが可能です。眼の合併症には高血圧網膜症も知られており、長い間放置すると失明に至ることもあります。
その他、脳では脳卒中、心臓では心筋梗塞といったように重篤な合併症が数多く知られているのが高血圧です。そのため、降圧薬を用いて血圧を下げるということが重要視されます。降圧薬の使用と並行して減塩や動脈硬化の予防効果がある食品の取り入れが行われていきます。高血圧のリスクがよく知られるようになったことを受けて、降圧効果の期待できる食品や動脈硬化の予防に役立つ食品の研究も進められてきました。カリウムを多く含む食品が高血圧治療に有効であることや、DHAやオリーブオイルが動脈硬化予防に効果を期待できることなど、様々な発見が相次いで報告されてきています。そういった食品を普段の食事に取り入れていったり、サプリメントとして摂取して補助していくことによって降圧薬の必要のない生活に戻れるようにすることが高血圧治療で重要な観点です。